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子どものフォニックス教材選び:3文字英単語攻略法

子どものフォニックス教材選び:3文字英単語攻略法

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英会話教室に子どもを通わせると、子どもは英語を覚えます。ところが英語学習を中断すると、すぐに覚えた英語を忘れてしまいます。

同様に幼稚園~小学校低学年を英語圏の学校で過ごした帰国子女は、日本に戻るとあっという間に英語を忘れてしまいます。それは、音だけで英語を学んでいるからです。

もしあなたの子どもが小学生なら、音だけでなく文字からのアプローチも積極的に試みることをおすすめします。なぜなら、文字から学んだ英語は忘れにくい特徴があるからです。

ところが英語には「文字通りに発音されない」というやっかいな性質があります。そこで役立つのが「フォニックス(綴りと音の関係)」です。

今回はアルファベットを学び終わったあと、次のステップとしてフォニックスをどこまで勉強したらいいのかを具体的に解説します。フォニックスの基礎を身につけると意味不明だった英単語が読めるようになり、さらに「意味を知りたい」という意欲につながっていきます、

とても大事なスキルなので、子どもが楽しみながらフォニックスの基礎を学べる方法を紹介します。

Contents

  • 1 アルファベットと実際の音は違うことを覚えさせる
    • 1.1 アルファベット表を活用して基本の「音」を覚える
    • 1.2 リビング、ランチョンマット、お風呂などに貼って声に出して覚える
  • 2 フォニックスの基本は3文字英単語
    • 2.1 フォニックスの基本:3つの音を足し算する
    • 2.2 フォニックスの基本はここまで
    • 2.3 英単語を覚えるときの鉄則とは
  • 3 フォニックス教材を使ってゲーム感覚で楽しもう
    • 3.1 絵合わせカードでフォニックスを学ぶ
    • 3.2 遊び方
    • 3.3 裏側の活用
  • 4 まとめ

アルファベットと実際の音は違うことを覚えさせる

私の経験上、英語が苦手な中学生のほとんどは「音読」が苦手です。つづりと音の関係(フォニックス)の基礎が身についていないからです。

英語の場合アルファベットを読めても、英単語は正しく読めません。例えば、F(エフ)O(オー)X(エクス)の3文字から出来ているFOXは「エフオーエクス」とは読まずに「フォックス」と発音されます。

これに対して日本語ではひらがなを読めれば、単語や文章を読めます。「き」「つ」「ね」がよめれば3文字の単語「きつね」も読めます。

英語と日本語の決定的な違いに気づかずに、英語に苦手意識を持ってしまう生徒が非常に多いです。残念なことに中学校の英語の先生もこの部分に時間をかけません。そして英語のできる生徒とできない生徒の差はどんどん開いてしまいます。

アルファベット表を活用して基本の「音」を覚える

英語の読み方には「緩いルール」があります。つづりと読み方の関係をまとめたものを「フォニックス」と呼びます。これを理解するためには、アルファベットが「別の音で読まれること」を学ばなければいけません。

別々に覚えると効率が悪いので、アルファベットを学ぶときに一緒に「別の音」を覚えさせましょう。

用意するものは「アルファベット表」です。大文字・小文字だけでなく、その文字を使用した単語とイラストが印刷されたものがいいです。「A/a」だったら、appleとリンゴの絵がセットになっているものです。

alphabet表*引用:「ちびむすドリル英語」(http://happylilac.net/alphabet-s.html)

これを使って「A(エイ)、ア、ア、ア、apple!」「B(ビー)、ブッ、ブッ、ブッ、banana!」のように、アルファベットの読み方(エイ、ビー)と単語に使われたときの音(ア、ブッ)をセットで覚えていきます。

この活動を通じて子どもは「アルファベットとしての読み方と違う音がある」ことを認識します。ここまでがフォニックスの最初の一歩です。

・アルファベット読みともう一つの読み方を覚えるまでが第一歩

実は単語の中では、アルファベット通りに発音されることも少なくありません。例えば、FACEのAはアルファベット読み(エイ)されます。これはアルファベットが読めればすぐに慣れるので特別に学ぶ必要はありません。

先述したように「A(エイ)、ア、ア、ア、apple!」と覚えると、アルファベット一文字に対して2種類の読み方(エイとア)を覚えたことになります。これだけでも読める単語はかなり広がります。

リビング、ランチョンマット、お風呂などに貼って声に出して覚える

アルファベットを覚えるときは、アルファベット表を子どもの目につく場所に複数個所貼っておきましょう。いつでもどこでも子どもが興味を持ったときに学習できるようにするためです。

私の場合は、リビング・お風呂・ランチョンマットの3ヵ所でした。ランチョンマットといってもアルファベット表を写真に撮ってA4サイズにプリントアウトして、それをラミネート加工しただけです。
アルファベット表風呂場
食べ終わって暇なとき、子どもは勝手にブツブツいいながら眺めています。読み方がわからなくなると聞いてくるので教えてあげました。お風呂のとき「A~Kまで言えたらお風呂から出ていいよ」とゲーム風にすると、顔を真っ赤にして必死になってやります。

英語を習い始めたら、アルファベットとそれぞれの基本的な音をセットで身につけます。これが完璧になったら、次のステップへと進みます。

フォニックスの基本は3文字英単語

次は「3文字の英単語を読む」トレーニングです。3文字の英単語は、bag, set, hit, dog, bug のように「子音+母音+子音」の組み合わせによる単語です。

アルファベットとは異なる「音」が身についていれば、それぞれの音を足し算するだけで「3文字英単語」は読めるようになります。

  • なぜ3文字単語か

3文字英単語を選ぶのには二つの理由があります。ひとつ目は「フォニックスの細かいルールに触れなくて済むから」です。

例えば、hatはアルファベットとは異なる音を理解していれば読むのは難しくありません。しかしこれにeを付け足して、hate(ヘイト:を嫌う)という4文字単語にしてしまうと一気に読みが難しくなります。

aは「エイ」のアルファベット読みになり、最後のeは発音されません。初心者である子どもには難しすぎる変化です。

3文字英単語を利用するふたつ目の理由は「扱える単語が一気に増えるから」です。もし2文字だけだと、is, in , on, upなどしか扱えず子どもにとって楽しくありません。

「英語を読めるようになった!」という達成感を子どもに味合わせるには、やはり3文字英単語が適しています。

フォニックスの基本:3つの音を足し算する

実際に教えるときは、まず一文字ずつの音の復習から入ります。ここでは、capを例に説明します。

母:Cを指しながら「クッ、クッ、クッ」
子:「クッ、クッ、クッ」
母:Aを指しながら「ア、ア、ア」
子:「ア、ア、ア」
母:Pを指しながら「プッ、プッ、プッ」
子:「プッ、プッ、プッ」
母:今の音全部足してみようか? 「クッ・ア・プッ、キャップ!」
子:cap!(キャップ)

このような感じでコツを示し子どもに「音を足す」感覚を理解させます。そして、少しずつ自分だけで読めるように導いていきます。

・フォニックスの効果

ここまで1~2か月ほど費やしますが、これができると今まで謎の文字だった英語が一気に意味のあるものに感じられます。

正しい音で読めると、子どもはかなり嬉しそうな反応をします。ここまでくればしめたもので、3文字英単語のフラッシュカード(片方に単語、反対側に絵)で瞬間的に読むトレーニングに移行することもできます。

フォニックスの基本はここまで

3文字英単語が読めれば、基本の終了まであと一歩です。最後の仕上げとしてdiagraph(ダイアグラフ)を覚えてしまいましょう。

ダイアグラフとは子音2字で新しい音を作るペアです。例えば、shで「シュ」・chで「チ」という音になります。全部で8個だけなので一気に覚えさせましょう。

th 【θ, ð】(例)think, then
ch【ʧ】(例)chat
sh【ʃ】(例)shut
gh【f】(例)cough
ph【f】(例)graph
wh【wh】(例)what
ck【k】(例)chick
ng【ŋ】(例)sing

ダイアグラフを学ぶと fishやrich などが読めるようになり、さらに英語学習のスピードは加速します。

私が考えるフォニックスの基本はここまでです。本格的なフォニックスの授業では、もっと細則を扱います。しかし私は深く学ぶことはおすすめしません。

なぜならルールが増えるにしたがって逆に読めなくなってしまうからです。また、ボキャブラリーが増えてくると例外がたくさん登場します。

例えばone, owlはフォニックスのルールでは読めるようになりません。そのためパッとひと目で読めるようにすることが推奨される単語です。いわゆる「sight word(サイトワード)」と呼ばれる単語です。

基礎が終わったら例外も含めて声に出しながら単語を覚えていけば、自然と英単語を読めるようになっていきます。少しくらいの間違いは、リーディングを学習しながら修正していけば問題ありません。

英単語を覚えるときの鉄則とは

英単語を覚えるときの鉄則は「正しい発音→意味→スペリング」の順番を守ることです。

英語が苦手な中学生は「Wednesday(発音はわからない)意味は水曜日。スペリングはウエドネスデイで覚えておこう」と考えます。

この生徒はリスニングを学ぶとき「ウエドネスデイはウェンズデイ」と2つの音で暗記しようとします。バカバカしく感じるかもしれませんが、このような覚え方をしている生徒は意外と多いのです。こんな単語学習では効率が悪すぎて、すぐに頭はパンクしてしまいます。

こんな覚え方をしないように、小学生のうちに英単語を覚えるときの鉄則を身につけて欲しいです。たったこれだけのコツで英語はずいぶんと楽に学べるはずです。

フォニックス教材を使ってゲーム感覚で楽しもう

フォニックスの基礎を子どもに学ばせるとき、市販の教材を利用するのはいいアイデアです。教材といっても高額なものは不要です。3文字英単語(Three-Letter Words)に絞ってカードを使った学習を紹介します。

絵合わせカードでフォニックスを学ぶ

Amazonで「Three-Letter Words」で検索すると多くの教材がヒットします。その中から「3 Letter Words (FlashKids Flash Cards)」Sterling Publishing Co., Inc.を選びました。

このカードは「3文字英単語をアルファベットだけでなく絵合わせによっても並べられる」のが特徴です。価格は467円ととてもリーズナブルです。

3 letter card

割と大きめのカードが届きました。この箱の中に86枚のカード(28単語×3)が入っています。カードの表には「1/3の絵とアルファベット(小文字)」が印刷されています。裏側には「アルファベット(小文字)」だけです。

bag Abag B

イラストは日本の子どもにも親しめる雰囲気のもので、海外の製品にありがちな「クドさ」は感じません。

遊び方

イラスト側を表にして、すべてのカードをランダムに広げます(畳1枚くらい)。次にイラストを参考にしながら3枚のカードを正しく並べます。ここまでは英語がわからなくても参加できるので、弟や妹がいるなら一緒にワイワイやりましょう。

3letterword_card1

cards B次に、イラストの下に書いてあるアルファベットを一音ずつ発音します。

「b・ビー、ブッ、ブッ、ブッ、a・エイ、ア、ア、ア、g・ジー、グッ、グッ、グッ」と子どもに発音させます。ここまではアルファベット表で練習をしているので、問題ないはずです。

大切なのは「音の足し算」です。「ブッ・ア・グッ…bag!」となれば完了です。初めのうちはそれほどスムーズにできませんが、イラストを頼りに少しずつ取り組みましょう。

これを繰り返していくと徐々に3文字英単語が読めるようになっていきます。お母さんの仕事は子どもをほめてやる気にさせるだけです。

裏側の活用

このカードの裏側はアルファベットだけがプリントされています。こちらの面の活用法も考えてみます。

cards C

始めにお母さんが3文字単語を読み上げます。その音を聞いて子どもは「スペリング」を想像しながらカードを並べます。イラストが見えないため、純粋に文字と音の関係を理解していないと単語を作れません。

またお母さんがダイアグラフ(th, sh, chなど)のカードを自作で追加すると「think」などを作れるようになり、さらにバリエーションと難易度を上げられます。こうしてゲーム感覚で楽しみながらフォニックスの基本を身につけられます。

小学校就学前の幼児でも、お兄ちゃんやお姉ちゃんと一緒に遊んでいるうちにフォニックスの基本を覚えてしまうかもしれません。

動画でフォニックスを学ぶなら、リトルフォックスがオススメです。

まとめ

フォニックスは例外や細かいルールが多いので、教育関係者でも否定的な意見を持つ人達がいます。ただ私は、「フォニックスの基本」は身につけたほうが絶対に英語をスムーズに読めると感じます。ただし、細かすぎるルールの学習は不要です。

アルファベットを学んだら、声を出しながらアルファベット読みとは異なる「音」を覚えましょう。それが充分に身についたら、3文字英単語を読めるようにします。3文字の単語は例外も少なく、少し頑張るだけで子どもでも読めるようになります。

3文字英単語の読み方を学ぶときに市販のカード教材を利用すると、弟や妹たちと一緒に遊びながら3文字英単語を学べます。価格も安いので、ひとつ揃えておくととても便利です。

フォニックスの基本が身につくと、少しずつ簡単な英語の本を読めるようになっていきます。文字から覚えた英語は忘れにくい特徴があります。英語学習の効率と定着が劇的に向上するので、時間をかけてしっかりと子どもに教えてあげましょう。

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