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小学生が英語のイディオムを攻略するために

小学生が英語のイディオムを攻略するために

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英語の単語集を開くと、最後のほうに「熟語リスト」があります。あれを見つけると「単語だけだって覚えるのは大変なのに、最後にこんなダメ押しがあるとは…」と私は憂鬱になります。

英語を学ぶ他の人達も同じように感じているようで、「イディオムや熟語は覚えるのが大変」という感想をよく聞きます。

英語を本格的に始めたばかりの子どもでも、覚えておいたほうがいいイディオムや熟語はたくさんあります。このときお母さんが「つべこべ言わずに覚えなさい」と言って子どもに接してしまうと、英語嫌いになってしまいます。

まず、お母さん自身がイディオムを覚えたほうがいい理由を理解しましょう。それから、わかりやすく子どもに学んだことを伝えてあげましょう。

やみくもに覚えるのではなく、覚えるコツがあることを教えてあげるのも大切です。

イディオムを増やすと英語表現の幅が広がったり、どの言葉を使えばいいのか迷ったりしたときの助けになります。確かに覚えるのは楽ではありません。しかし、実際の会話でも多用されるのでかなり役に立ちます。

この記事を読んで、イディオムへの理解を深めて学習に困っている子どもにアドバイスをあげられるようにしましょう。

Contents

  • 1 イディオムを増やそう
    • 1.1 辞書でidiomの定義を調べてみると
    • 1.2 イディオムは口語的
    • 1.3 表現に幅を持たせるためにも積極的に増やそう
  • 2 暗記よりも「こじつけ解釈と反復練習」
    • 2.1 2つのタイプに分ける
    • 2.2 じっくりと言葉を味わう
    • 2.3 ひたすら反復練習
    • 2.4 難しいイディオムは例文まるごと暗唱
  • 3 優先的に覚えるべきイディオムとは
    • 3.1 カバーする範囲が広いものは優先して覚えよう
    • 3.2 使うことによってしか定着しない
  • 4 まとめ

イディオムを増やそう

私もかつては受験生だったので、参考書に載っていたイディオムには苦労しました。「make up for: ~の埋め合わせをする、count on: ~を頼る…」などとやみくもに暗記しようとしましたが、なかなか覚えられずイライラしました。

そもそも「一語で伝えられる単語があるのに、どうしてわざわざいくつかの単語を組み合わせて同じ意味を持たせなければいけないのか」と不満に思っていました。

ところが海外にいたときに、思いのほかこのとき覚えた熟語が役に立ったのです。子どもとの会話にはもちろん、大人同士の雑談にも登場するものばかりでした。受験勉強で覚えた熟語は無駄ではなかったのです。

辞書でidiomの定義を調べてみると

「イディオム(idiom)」という言葉があります。あらためて考えると、「イディオムと熟語の違いは何だろう」と今まで深く考えずに使っていたことに気づかされます。

英和辞書でidiomを調べると、「名詞 熟語、成句、慣用句、イディオム(個々の単語の意味を集めた意味とは異なる独自の意味を持つ語群)」と定義されています。

狭い意味では「慣用句」のことを指すようです。例えば、「full of beans」とは「元気いっぱい」の意味で “He is always full of beans.” のように使われます。元の意味は「豆でいっぱいだ」です。これが転じて「元気いっぱい」を表しています。

受験参考書などを見ると、このような「慣用句」だけでなくいわゆる「熟語」もイディオムとして扱われています。例えば、「look after(~の世話をする)」などもイディオムとして扱われているようです。

この記事では、熟語などを含めた広い意味で「イディオム」を使用しています。

イディオムは口語的

イディオムは基本的にはやさしい複数の単語で構成されています。そのため、書き言葉(文語)よりも話し言葉(口語)のなかで頻繁に使用されます。

私の親戚で二字熟語を多用する人がいます。奥さんに向かって「これから〇〇の活動を開始します。〇〇は最優先事項なので」とまじめな顔で会話をしています(ちなみに奥さんは笑いもせずに黙って聞いています)。

「これから〇〇してくるよ。〇〇は先にやっておかないといけないからね」と話せば、この状況では自然です。

このように意味は通じても、その場の状況にふさわしくない表現があります。会話の中ではやはり口語表現を使ったほうが自然です。

子どもが英語を覚えるときも、やさしい単語の組み合わせで表現できるイディオムから覚えて、少しずつ高次元な単語を身につけていくほうが自然です。

しかし、それはネイティブの話であって、外国語として学ぶ場合には一単語で覚えるよりも、イディオムを覚えるほうが大変なケースがしばしばあります。

表現に幅を持たせるためにも積極的に増やそう

将来的に高度な英語を学ぶときには、同じことを複数の表現方法を使って描写することが求められます。ライティングでは、「同じ単語を繰り返し使うのは好ましくない」という英語独特の謎ルールがあります。

「元気だ」を表すのに、energeticしか知らなかったら、シソーラス(類語辞典)を駆使してvigorousとかactiveなども使うようにする必要があります。

このように表現に幅を持たせるためにも、イディオムを増やしておくのは無駄ではありません。本格的に英語を習い始めた子どもには大変かもしれませんが、お母さんからイディオムが必要な理由を簡単に説明してあげるのは大切なことです。

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暗記よりも「こじつけ解釈と反復練習」

イディオムを苦々しく感じるのは、「複数の単語の組み合わせ」が原因です。1単語を覚えるよりも暗記の負担が大きいからです。look after, look up to, look into などのように、単語に続く前置詞によって意味が異なるのも混乱する要因です。

英語も日本語と同様「言葉」なので、まったく無意味な言葉の組み合わせをしているわけではありません。イディオムを気合で丸暗記しようとする前に、少しだけ時間をかけて「あること」をしてみましょう。覚えるのはグッと楽になります。

2つのタイプに分ける

イディオムに出会ったら、「あきらめて暗記する」ものと「なぜそのような意味になるかじっくり考える」タイプに分けましょう。この作業をしないでやみくもに根性論で暗記しようとしてもうまくいきません。

「フルハウス」(アメリカのテレビドラマ)のワンシーンです。次女のステファニーが末っ子のミシェルに向かって“You should look up to me.”(お姉ちゃんを尊敬しなさいよ)と偉そうに言うシーンがあります。

それに対してミシェルは「ワタシ、お姉ちゃんのこと見上げているよ(look up to)」と返します。

2人は背の高さが違います。姉はlook up to を「尊敬する」の意味で使っているのに、妹は「上を見る」と受け取っているのです。

もともとの意味は「見上げる」です。しかし、じっくりとこのシーンを思い浮かべれば、目下の者が目上の人を「見上げる→尊敬する」と解釈できます。

このようにイディオムの多くには、その意味になるに至った理由がわかるようなものも多いのです。

じっくりと言葉を味わう

イディオムを解釈するには、こじつけに近いほどの豊かな想像力・連想力が必要です。しかし、これが言語感覚を研ぎ澄ませてくれるのです。

英語を習いたての子どもがイディオムに出会ったら、まずは一つひとつの単語から連想されるイメージを持たせるようにしてください。ときにはお母さんが実演してあげることも必要です。

そうした作業を踏んで意味を教えた場合は、そうでないときと比較して記憶の定着が断然よくなります。このような勉強法は国語の慣用句を覚えるときにも有効です。

イディオムには前置詞(in, on, for, fromなど)が多く含まれています。このような連想を繰り返すことで、前置詞のイメージにも幅ができてより深く英語を理解できるようになります。

ひたすら反復練習

イディオムを構成する単語を味わって想像・連想をしたあとは、繰り返し反復練習をするしかありません。例文があるなら、その例文を何十回も暗唱します。

忘れた頃を見計らって、もう一度「思い出す」ために暗唱をします。このような反復とレーニングによって得られた記憶は、一回で暗記しようとするよりも結局は効率がいいのです。

単なる暗記と「覚えるほど」繰り返すこととは、勉強法も学習効果も異なります。

実際の用例に多くあたるほど、英語表現は定着します。こちらの動画セミナーではそのためのトレーニング方法を紹介しています。

難しいイディオムは例文まるごと暗唱

一方、覚えるしかないようなイディオムもあります。連想やイマジネーションを膨らませてもどうにもならないものです。

例えば、受験勉強のときに私が苦労したのは「might as well…as(~するくらいなら…したほうがましだ)」でした。

こんな組み合わせに、連想力を膨らませても意味ありません。

こういうときに有効なのは、そのセンテンスを丸ごと暗唱することです。当時の受験参考書に載っていたのは、“You might as well throw your money away as lend it to him”(彼に金を貸すくらいならそれを捨てたほうがましだ)でした。

暗記してしまうくらい「暗唱→忘れる→暗唱して思い出す」を繰り返すことで記憶を定着させました。実際、30年経った今でも覚えています。

優先的に覚えるべきイディオムとは

イディオムを「面倒くさい」と思っている子どものために、ひとつ「イディオムのほうが面倒臭くないこともある」と教えてあげましょう。

最優先にするのは、イディオムでないと表現できないものです。例えば、pay attention to~(~に注意を払う)があります。これをひとつの単語で置き換えようとしても、思い浮かびません。

この場合は、「覚える優先順位の高いイディオムである」と考えられます。

カバーする範囲が広いものは優先して覚えよう

イディオムのほうが使い勝手がいいケースもあります。

例えば「調べる」に相当する英語はたくさんあって、それぞれ文脈によって使い分けをしなければいけません。study:(学問的に)調べる、survey:(統計などによって)調査する、investigate:(警察などが)調べるなど、使い分けが大変なのです。

本を読むにはたくさんの単語を覚える必要がありますが、自分で話すときは一瞬で言葉を選ばなければいけません。

ところがlook intoというイディオムは、これらの意味を広くカバーできます。このようなイディオムは優先して覚えたほうがいいです。そして、使えるレベルにまで落とし込まなければいけません。

使うことによってしか定着しない

イディオムの多くは口語表現なので、英会話で使ってみるのが身につけるための一番の近道です。口語表現は会話で使ってみて、文語表現は本を読みながら覚えたりライティングを通じて覚えたりするのが王道です。

何かの技能を向上させたければ、その技能そのものを練習するのが基本です。look at, be different fromなどは基本的なイディオムですが、「連想→暗唱」で意味を覚えたあとは、子どもが積極的に使う状況にもっていかなければなかなか身につきません。

ひとつの表現を覚えたら、数日間はお母さんからその表現を使えそうな状況や場面を教えてあげて、口で言わせてみることをおすすめします。子どもは嫌がりながらも、なんとか思い出そうと努力するので、これの繰り返しが記憶の定着につながります。

まとめ

口語表現の幅を広げてくれるイディオムは受験だけでなく、英会話でもかなり役に立ちます。

イディオムを覚えるときに丸暗記はあまり賢いやりかたではありません。使われている単語の意味から、想像・連想を膨らませて意味につなげる作業をしましょう。

そのあとで暗唱を通じてその表現を繰り返し覚えるようにすると、忘れにくくなります。

また、口語表現が多いので実際に覚えたイディオムを使用して英語を話してみることが大切です。子どもが最近覚えたイディオムを思い出す機会をお母さんはできるだけ多く作ってあげましょう。そうすれば、子どもの記憶の定着を促すことができます。

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