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小学生でも大丈夫! 英語エッセイから学ぶ「論理的思考力」のススメ1

小学生でも大丈夫! 英語エッセイから学ぶ「論理的思考力」のススメ1

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日本語で「エッセイ」と言えば、雑誌の連載を思い浮かべるかもしれません。自由な形式で筆者は気ままに文章を書いています。いわゆる「随筆」です。

ところで英語の「エッセイ(essay)」とは「小論文」です。 自由な形式とは反対に「きっちりとした論理構成」で書かれています。

英語圏、特にアメリカではessayを書く訓練を小学校1年生から積み上げています。自分の主張を論理的に展開して説得力のある文章を書けることがゴールです。

英検3級以上の「ライティング」で得点するには、論理的な構成の文章を書くことを求められます。本格的なエッセイではありませんが、根底にある論理展開は共通です。

英検3級ライティングのサンプル問題と解説はこちらからダウンロードできるので、興味のあるお母さんは一度目を通してみてください(英検ホームページより引用:https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_3/pdf/DrWrite_grade3.pdf)。

英語力を身につけても、「エッセイ」の基本構成を知らないとどのように書いたらいいのかさっぱりわかりません。困ったことに日本の小学校では小論文の指導はほとんどされておらず、日本人が苦手な分野のひとつです。

そこで2回に分けて、英語のエッセイについて理解を深め、具体的にどのような方法で勉強すると論理的な文章を書く基礎を身につけられるのかを説明します。

Contents

  • 1 英語のエッセイとは
    • 1.1 基本は5パラグラフ・エッセイ
    • 1.2 日本の作文は主に感想文
  • 2 論理展開に慣れると得られるメリット
    • 2.1 小論文を書くときの基礎になる
    • 2.2 その他にも応用できる場面
  • 3 どんな訓練が必要か
    • 3.1 映画「オペラハット」の話
    • 3.2 普段の宿題で活用してみる
  • 4 まとめ

英語のエッセイとは

仮に完璧な翻訳機が発明されたとします。日本人とアメリカ人の両者はあるテーマ(例えば、朝食にはパンと米のどちらが優れているか)について、討論をしたとします。アメリカ人はパンを支持、日本人はごはんを支持します。

平均すれば、おそらくアメリカ人のほうが「説得力がある」論理展開をするはずです。なぜなら、彼らは「他人を説得する文章」を書く訓練を小さい頃から積み上げているからです。

日本人は劣勢になると「だって、日本では昔から決まっているから」とか「米農家を守るため」といった感情論に訴える傾向があります。しかし、これでは国際的にはまともな議論として受け付けてもらえません。

英語を身につけてコミュニケーションをとるのは外国の人達です。彼らは論理的思考の中で生きているので、そこに合わせていかないと文法的に正しい英語を話していても主張は通りません。

基本は5パラグラフ・エッセイ

エッセイの構成は5 Paragraph Essay(5パラグラフ・エッセイ)が基本です。つまり、5つのパラグラフ(段落)から、ひとつの小論文が構成されています。それぞれのパラグラフには明確な役割があります。

構成は次の通りです。

第1パラグラフ:導入(テーマの説明+自分の主張)
第2パラグラフ:説明1(導入で書いたことについての理由)
第3パラグラフ:説明2(導入で書いたことについての理由)
第4パラグラフ:説明3(導入で書いたことについての理由)
第5パラグラフ:結論(自分の主張を繰り返して、最終的な結論)

日本の作文は主に感想文

日本の国語の授業でも作文指導はあります。しかし、そのほとんどは日記だったり、読書感想文だったりです。そこで求められるのは、心情の描写です。もちろん心情描写を必要とされる場面もあります。

しかし、「自分の主張を説得力のある構成で書く訓練」も同じくらい必要なはずです。しかし、自分の主張を論理的に展開することを求められる作文はめったにありません。

子どもの頃からの英語教育に反対する人の理由のひとつに、「英語を学ぶ前に論理的な思考力を養成する必要がある。そのためにまずは国語教育を充実させよ」というものがあります。その肝心な国語教育の中では、論理的な思考をあまり磨けない現状があります。

エッセイを書く訓練をすると、人生で役に立つ場面が多々あります。しかしながら学校教育ではなかなかエッセイを学ぶ機会はありません。現状では家庭でお母さんが主体となって子どもに論理的な思考をさせるトレーニングをしたほうがいいです。

論理展開に慣れると得られるメリット

論理的な構成を立てられないままだとどのような弊害が起きるのかを考えてみましょう。

たとえば、校長先生の朝礼スピーチを思い出してください。長時間スピーチをした割には何を言いたかったのかさっぱり伝わらず、終わった瞬間に内容を忘れたことはありませんか? 結婚式でのスピーチの内容がよくわからなかったことはありませんか?

書くときだけでなく話すときでさえも、筋道を立てた話し方を心がけないと相手に言いたいことが伝わりません。このようにエッセイで必要とされる論理構成力がなければ、相手に自分の意見を伝えられないのです。

ではエッセイ力を活用できる場面について具体的に説明します。

小論文を書くときの基礎になる

何といっても大学入試での小論文や大学での論文作成に役に立ちます。私は入学試験に小論文があったため、予備校で小論文の講座を受講しました。また、大学ではネイティブの先生から簡単なエッセイの指導も受けられました。

本格的な英語のエッセイを書けるほどの実力はありません。しかし、基本的な論理構成の立て方を身につけたおかげで、他の人にわかりやすい文章を書くことはできます。

その他にも応用できる場面

会社に入ればパワーポイントでプレゼンをすることもあるでしょう。プレゼンの資料を作成するときにも、5Paragraph Essayは役に立ちます。とにかく主張が明快なので「何を言っているのかわからない」状態を回避することができます。

企画書を書くときもシンプルにまとめられるので、上司にもしっかりと読んでもらえる確率がグッと高まります。

英語に話を限定しても、英検3級以上の筆記試験では短いライティングが出題されます。そのときも、5パラグラフ・エッセイを応用することで、自分の意見を明快に伝えることができます。

どんな訓練が必要か

もちろん本格的なエッセイの指導は普通のお母さんには難しいです。しかし、紙1枚だけで取り組める「簡単な5 Paragraph Essay」なら家庭でも指導可能です。ここではその基本的な考え方を説明します。

  • Four Square Writing Methodとは

Four Square Writing Methodとはアメリカの3人の先生によって書かれた本です。シリーズでいくつも関連書籍が出版されていて、Amazonの洋書カテゴリーから注文できます。

four square writing method

このシリーズの優れている点は、一枚の紙に「枠」を作りその枠に情報を埋めていくことによって、5パラグラフ・エッセイが書けるようになることです。

「なあんだ、それだけか」と思わないでください。実際に自分でやってみるとわかりますが、白紙を渡されて第1パラグラフから順番に文章を書こうとしても、すぐに行き詰ってしまいます。

ところが単純な線で仕切られたシートを使うと全体を俯瞰しながら文章を書けます。そして、最初から最後まで自分の主張がぶれない文章を書くことができます。

映画「オペラハット」の話

1930年代のアメリカ映画で「オペラハット」があります。田舎に住んでいた素朴な青年が、偶然、巨額の遺産を受け取ったところからドラマは始まります。金銭トラブルに巻き込まれて身の潔白を証明する法廷で、彼はそこにいる人たちのクセについて言及します。

LD: …For instance, the judge here is, is an O-filler.

(たとえば、ここにいらっしゃる裁判長はO(オー)埋め人ですね)

Judge: A what?

(何ですって?)

LD: An O-filler.  You fill in all the spaces in the Os with your pencil.  I was watching him.

(O埋め人です。あなたはすべてのアルファベットのOの中を鉛筆で塗りつぶします。私は見ていましたよ)

LD=Longfellow Deeds(主人公の青年)、Judge=裁判長

なぜこのような映画の1シーンを引用したかといえば、これは端的に人間の性質を表しているからです。枠で囲まれていると、その中を何かで埋めたくなるのです。

作文をするのは慣れないうちは苦しい作業です。白紙とにらめっこしていてもなかなかアイデアは出てきません。一方、枠で仕切りを作ると、空間が気になります。そして頑張って空間を埋めようとアイデアを絞り出します。

この人間の性質をうまく利用したのがFour Square Writing Methodです。これはアメリカの小学生向けに書かれた教材なので、日本の小学生が英語で学ぶには難しすぎます。しかし、日本語でも論理展開の訓練はできます。

このFour Squareの助けを借りながら、お母さんが主体となって家庭で子どものために論理的な主張をする練習をするのはそれほど難しいことではありません。英語で学ぶ必要はなく、日本語でも学べます。

普段の宿題で活用してみる

子どもがこのFour Square Writing Methodを受け入れやすいのは、作文の宿題のときでしょう。私も経験がありますが、何を書いたらいいのかわからず、無駄に時間は過ぎるばかりです。

こういうときにお母さんがいいタイミングで助け舟を出しましょう。「実は作文を上手に書ける方法があるんだけど知りたい?」と切り出せば、子どもは「どんなの?」と聞いて来るでしょう。

Four Square Writing Methodを利用した論理構成の学習については、次の記事「小学生でも大丈夫! 英語エッセイから学ぶ「論理的思考力」のススメ2」で具体的に解説します。

まとめ

日本語でのエッセイは「随筆」の意味で使われることがほとんどですが、英語におけるessayとは「小論文」のことです。アメリカでは小学校からエッセイを書く訓練に取り組んでいます。

エッセイの基本構成は5パラグラフ・エッセイと呼ばれるものです。

第1パラグラフ:導入(テーマの説明+自分の主張)
第2パラグラフ:説明1(導入で書いたことについての理由)
第3パラグラフ:説明2(導入で書いたことについての理由)
第4パラグラフ:説明3(導入で書いたことについての理由)
第5パラグラフ:結論(自分の主張を繰り返して、最終的な結論)

エッセイの論理構成をマスターすると、進学・就職・仕事などあらゆる場面で将来役に立ちます。しかし、不慣れな子どもにいきなりこのような構成で本格的な文章は書けません。

その場合、Four Square Writing Skillというアメリカの子ども向けに開発された方法が効果的です。あらかじめフレームを決めておいて、その中に情報を埋めることで論理的な文章を作成できます。

家庭でもお母さんが子どもに教えられる具体的なトレーニング方法は次回の記事「小学生でも大丈夫! 英語エッセイから学ぶ「論理的思考力」のススメ2」で紹介します。

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