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子どもが英検準2級を取ったら英英辞書で説明力を磨こう

子どもが英検準2級を取ったら英英辞書で説明力を磨こう

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小学生の英語学習に英和辞典は不要です。ましてや英英辞典など全く必要ありません。しかし、英検準2級レベル以上の小学生なら「ある目的」のために英英辞典を利用したほうがいいです。「ある目的」とは「説明力を磨くため」です。

英会話(スピーキング)は決してやさしくありません。しかし、避け続けるわけにもいきません。英会話を攻略するコツはいくつかありますが、基本となる力は「説明力(描写力)」です。

英語で適切な言葉を使って説明できれば、会話は続きます。「簡潔な言葉で何かを説明する」のは英英辞典そのものです。これを活用すると、ハイレベルな小学生なら英会話をスムーズに続けられるようになります。

といってもお母さんが本屋に行って本格的な英英辞典を購入する必要はありません。この記事では、無料で利用できる英英辞典を活用して子どもの英会話力を磨く方法について解説します。

Contents

  • 1 英会話が難しい理由を探ろう
    • 1.1 内容に集中しないと英会話は無理
    • 1.2 典型的な会話例をみよう
    • 1.3 説明力のお手本は「英英辞典」である
  • 2 おすすめの英英辞典
    • 2.1 英英辞典には2種類ある
    • 2.2 紙の辞書、電子辞書、オンライン版
    • 2.3 ロングマンがおすすめの理由
  • 3 英英辞典を活用して「説明力」を磨こう
    • 3.1 名詞を説明してみよう
    • 3.2 動詞を説明してみよう
  • 4 子どもが英英辞書を使って学習するときの補足事項
    • 4.1 いつでもどこでもできるのが特徴
    • 4.2 日本語での説明力も身につく
    • 4.3 継続と反復が大切
    • 4.4 言葉に詰まっても、乗り切れるようになる
  • 5 まとめ

英会話が難しい理由を探ろう

何年も英語を勉強していても英会話が苦手な子どもはたくさんいます。多くの場合、能力的に劣っているわけではありません。小学生で英検準2級に合格するような子どもでも、英会話を苦手と感じていることは珍しくありません。

英会話にはコツがあります。文法や単語をまったく考えずに英語を流暢に話すのは、実際には無理です。しかし、いくつかのポイントを抑えると脳にかかる負荷を減らせます。そうすると「話す内容」に意識を集中できるようになり、英会話を続ける余裕が出てきます。

それでも英会話が続かないのは「説明力」が不足しているからです。「説明力」はスピーキングの核となるものです。テクニックは通用しないので、正面から取り組むしかありません。

普段、子どもと日本語で会話していて「意味がわからない」と感じることが多ければ、説明力が不足しています。

まずは、英会話中に子どもの脳にどのように負荷がかかっているかを理解しましょう。

内容に集中しないと英会話は無理

日本人の子どもが英会話をしたければ、できるだけ脳の負担を下げなければなりません。いいかえると、「脳を使うほど英会話はできなくなる」のです。

英会話では、脳は2種類の情報を並行処理しています。ひとつ目は「話す内容」です。もう一つは「英語での表現の仕方(文法・語彙など)」です。日本語で話をするときは、表現の仕方ではほとんど悩まないので「話す内容」に集中できます。

しかし、英語の場合は「表現の仕方」を考えるだけで脳を使い切ってしまうので、内容を考えることは難しくなってしまいます。下の図をご覧ください。

英語を話すときは頭の中でたくさんのことを処理しています。Yesterday, I played football in the park.  It was a lot of fun. (昨日公園でサッカーをして楽しかった)と言いたいだけでも、脳にはかなりの負荷がかかります。

内容を考えるだけでも、脳には一定の負荷がかかっています(図では50%)。残りの部分(50%)で、英語表現を処理できるように工夫しなければなりません。

負荷を下げるには「挨拶・定型表現を覚える」「汎用性の高い表現を使う」「レベルに応じて細かい間違いは気にしない」などの工夫が必要です。以下、具体的に説明します。

Yesterdayは文末のほうが自然ですが、文頭においても文法的には間違いではありません。日本語の語順とも合致するので、先に言ってしまって脳への負担を減らしたほうがいいです。

playの過去形はedをつけるだけで簡単です。次のスポーツ名では「冠詞をどうするか」に悩むと負荷が高くなり言葉に詰まってしまいます。この場合は「何もつけないのが正解」です。迷うなら「間違えても気にしないようにやり過ごす」のも一つのテクニックです。

Isの過去形で少し悩むと負荷はやや高くなります。そして、次のfunを修飾する形容詞にmanyかmuchで迷います。ここは英語を話せなくなるかどうかの瀬戸際です。

funは不可算名詞(数えられない名詞)なので、so much funなら正解ですが、いちいちこのような判断は面倒なので、スピーキングでは「a lot of を使う」と決めておくと切り抜けられます。

脳にかかる負荷が限界(100%)を超えると、脳はパンクして会話を続けることはできません。負荷を下げるには「挨拶・定型表現を覚える」「汎用性の高い表現を使う」「レベルに応じて細かい間違いは気にしない」などの工夫が必要です。

脳の処理能力に余裕ができて初めてスムーズに英会話をできるようになります。そして最後の関門は、内容そのものを英語で説明する能力です。

英会話攻略のためには、工夫して脳の負荷を下げて「内容」に集中できる状態をつくります。そして内容そのものをきちんと英語で伝えられる「説明力」を磨くことです。「説明力」はテクニックが通じないので、正面から取り組まなければいけません。

それでは実際の会話のパターンを見ながら、なぜ「説明力」は英会話に不可欠なのかを考えてみましょう。

典型的な会話例をみよう

初めて会った人と話をするとき、盛り上がるときと盛り上がらないときがあります。盛り上がる会話にはある程度「パターン」があります。その典型的な会話例をみてみましょう。

A(先手) B(後手)
はじめ 相手への興味を示す(Y/N Question)

「B君は夏休みハワイ旅行に行ったんだよね?」

Y/Nで回答+1センテンス(説明)

「うん、行ってきたよ。お父さんのクレジットカードが使えなくて大変だったよ」

中 ツッコミや質問(Wh-, How?)

「どうして使えなかったの?」

Answer+説明

「お父さんがクレジットカードの暗証番号を忘れたんだ。現金もあまりなくてお金が足りなくなったんだ」

終わり 意見・感想

「そりゃ大変だったね」

同意・反論

「まったくだよ。お土産も買えなかった」

交代 冗談

「じゃあ、もう一度行ってお土産買ってきて!(笑)」

相手への興味を示す(Y/N Question)

「ところでA君は〇〇温泉に行ったんでしょ?」

相手の質問に答えるだけでは会話は盛り上がりません。会話を続けられるかどうかは「より詳しい説明をしっかりとできるかどうか」にかかっています。

最初のYes/ No Questionに対しても、Yes/ Noだけで答えるのは「問題集レベル」です。実際の会話では、せめて「プラス1センテンスを意識して回答」するべきです。このときにも説明力が鍵となります。

子どもは時系列に説明するのは国語の作文で慣れています。「朝に〇〇して、昼××を食べて、夜は□□した」というパターンです。一方、見た物や体験の描写があまり上手でない子どもは多いように感じています。

例えば「おいしいカレーを食べた」出来事を説明するときに、「おいしい」とか「すごい」のひと言ですませてしまうと、相手にまったく伝わりません。この場合、「色・形・香り・食べた人の反応」などを詳しく語ることによって話は盛り上がります。

英語の先生にお願いしなくても、描写に関する説明力を身につけるよい方法があります。必要なのは「辞典」だけです。

説明力のお手本は「英英辞典」である

英語で何かを説明するときの見本は、「英英辞典」です。英英辞典は、見出し語を英語で説明しています。この説明部分(定義)を読むと、わかりやすい説明のパターンやよく使われる表現を身につけられます。

英語ネイティブのプロが校正している文章なので、絶対的な信頼のおけるお手本のような英語です。では小学生が説明力を養成するのに適した辞典とはどのようなものなのかを次で説明します。

おすすめの英英辞典

英英辞典はどれでもいいわけではありません。適切な英英辞典を選ばなければ無駄になってしまいます。英英辞典は、従来の紙だけでなく、電子辞書やスマホアプリなどさまざまな形態があります。

お母さんは正しい知識を学び、子どもに適した英英辞書を選べるようにしてください。

英英辞典には2種類ある

英英辞書には「英語学習者向け(ノンネイティブ向け)」のものと「ネイティブ向け」の2種類があります。両者の最大の違いは、説明や定義に使われている語彙レベルにあります。

英語学習者向けの代表ともいえる「ロングマン現代英英辞典(Longman Dictionary of Contemporary English)」(以下LDOCE)と「オックスフォード現代英英辞典(Oxford Advanced Learner’s Dictionary)」(以下OALD)を見てみましょう。

LDOCEでは、見出しの語は「2000語」の定義語彙だけで説明されています。これは中学校の英語で必修となっている語彙数に、500~800を積み上げれば理解できるくらいのレベルです。初心者向けです。
LDOCE

OALDは「Oxford3000」という基準で選ばれた定義語彙3000語が使用されていて、LDOCEよりもやや難しめの内容です。大学受験レベルの生徒なら使える語彙レベルです。

いずれにしても、定義に使用する語彙を限定して初心者にも使いやすくしているのが学習者向けの英英辞典です。一方のネイティブ向けの辞書の代表としては「ウェブスター」があります。これはネイティブ用の辞書なので、定義語彙のレベルに制限を設けていません。

試しに「clock(時計)」が上記3つの辞書でどのように定義されているかを無料のオンライン版を使用して比較してみましょう。

LDOCE(定義語彙2000)

an instrument that shows what time it is, in a room or outside on a building

OALD(定義語彙3000)

an instrument for measuring and showing time, in a room, on the wall of a building or on a computer screen (not worn or carried like a watch)

Merriam-Webster(ネイティブ向け)

a device other than a watch for indicating or measuring time commonly by means of hands moving on a dial

小学生の英語上級者でも、せいぜい語彙数は2000くらいでしょう。限られた語彙数で説明力を向上させるなら、LDOCEやOALDのような「学習者向けの英英辞典」を利用するべきです。

紙の辞書、電子辞書、オンライン版

学習者向けの英英辞典なら基本的に何でもかまいません。辞書には「紙の辞書・電子辞書・スマートフォンのアプリ・無料のオンライン版」の4つの形態があります。どれにしたらいいのか迷うお母さんは多いです。私のおすすめは、「無料のオンライン版」です。

紙の辞書は机の上で使用するものです。ソファに寝そべったり、車の中で暇つぶしに使用したりするには不向きです。電子辞書とアプリは携帯性に優れていますが有料です。小学生がちょっとした確認のために使うのにわざわざお金を払うことはありません。

インターネット環境とスマートフォンやタブレットなどが必要ですが、私は無料で利用できるオンライン版の英英辞典をおすすめします。代表的な二つのオンライン英英辞典を紹介します。

・Longman Online Dictionary

単語だけでなく、例文の音声も聞けるようになっています。

・Oxford Learner’s Dictionaries

アメリカ英語にも対応。SynonymsのBOXを開くと同意語も調べられます。

 

お母さんのスマートフォンやタブレットを子どもに少しの時間貸してあげれば、これらの辞書を無料で使用できます。

ロングマンがおすすめの理由

無料で利用できるオンライン版の英英辞典の中でも、私はLDOCE(ロングマン)を推奨します。理由は定義語彙が最もやさしいからです。2000語までなら頑張れば小学生でも到達可能なレベルであり、その範囲内で表現しているロングマンはピッタリです。

ロングマンはイギリス英語にシフトしています。そのため、イギリス英語とアメリカ英語で異なる綴りに関しては併記してあります。例えば、favouriteを調べるとアメリカ英語ではfavoriteと書いてあります。

「イギリス英語かアメリカ英語か」の問題は、小学生レベルで気にするようなことではないので安心しましょう。

英英辞典を活用して「説明力」を磨こう

ここからは、子どもの説明力を鍛える方法を具体的に解説します。特に子どもの苦手な「描写力」にフォーカスを当てた学習法を紹介します。

・意味を知っている単語を説明してみよう

通常、辞書を使うのは「単語の意味を調べるため」です。しかし、描写力を鍛えるときには「意味のわかる単語」を調べます。「自分の知っている単語を知識のない人にどのように伝えるか」と考えるとわかりやすいでしょう。

例えば、coffee は子どもでも知っています。コーヒーを一度も飲んだことのない人のために、どのような飲み物かを英語で説明させます。2~3の短いセンテンスで説明するのがコツです。すぐに言えないのは当然です。1分くらいは考えさせましょう。

It’s brown.
It smells good, but it tastes bitter.

これだけ言えれば小学生としては立派です。ある程度子どもの頭で考えさせて、英文を言わせます。その後で、オンライン版の英英辞書で定義を調べると、よりスマートな表現を読んだときに「なるほど!」と記憶に残るようになります。

具体的にやり方を説明します。

名詞を説明してみよう

英単語には「名詞」「動詞」「副詞」「形容詞」などいろいろな品詞があります。このうち最も取り組みやすいのは「名詞」です。まずは子どもの周りにあるよく知っている「名詞」を英語で説明することから始めてみましょう。

名詞の説明には3つのコツがあります。「五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)で表現すること」「使用目的や使用方法などに触れること」「キーワードを抑える」ことです。

先ほどの coffee の定義をLongmanで調べてみます。

a hot dark brown drink that has a slightly bitter taste

赤字は五感に関する描写です。青字はキーワードです。キーワードは「使わないと説明ができなくなる言葉」です。コーヒーは飲み物なので、drinkは欠かせません。ついでにいえば、このキーワードに使用目的(飲むもの)も含まれています。

小学生に難しいのは、関係代名詞(that)が使用されているところです。もしお母さんが英語に詳しいなら、ふたつの文に分けてあげましょう。

Coffee is a hot dark brown drink.
It has a slightly bitter taste.

子どもは最初に自分で作った説明文と比較しながら、辞書の定義を何回か音読します。今回のケースでは、brownにdarkをつけると「濃い茶色」と表現できること、slightly(わずかに)という副詞に気づきます。

最後にお母さんが“What is coffee?”(コーヒーって何?)と質問して、子どもに答えさせれば完成です。辞書の定義どおりでなくても、一生懸命説明できたらほめてあげましょう。

動詞を説明してみよう

名詞に慣れてきたら、今度は「動詞」に挑戦です。これも同じように、知っている言葉を2~3センテンスで説明させます。動詞を説明するときには、いくつかの「コツ」を覚えないと難しいです。

動詞を説明するときには、to不定詞(名詞的用法)「~こと」は不可欠です。それでも説明できないときは、when~で説明するといいでしょう。

ここでは例として、動詞kickを説明させてみます。

When you play football, you kick the ball.
To use your foot.

小学生にはなかなかの難問ですが、1分程度は考えさせてください。次にオンライン版の英英辞書で定義を調べます。

to hit something with your foot

拍子抜けするほど簡潔にまとめられています。to不定詞から始めていること、hit や footがキーワードであることなどが学べます。

何度か定義を音読させたら、お母さんからの質問タイムです。“What does kick mean?”(kickはどういう意味?)とたずねて、子どもに説明させます。

このようなやり取りは3分もかかりませんが、毎日少しずつ繰り返すと次第に英語で上手に説明できるようになります。おやつを一緒に食べているときなどにゲーム感覚で取り組むといいです。

辞書に近い表現や、よりオリジナリティのある描写ができたときは思い切りほめてあげましょう。辞書が正解というわけではなく、辞書の表現を取り込みながら子どもらしいオリジナリティのある説明や描写ができるのが理想です。

子どもが英英辞書を使って学習するときの補足事項

英英辞書を利用した英語説明力のトレーニングについての補足事項をまとめてみました。ゲーム感覚で毎日少しずつ続けると、飛躍的に会話力は向上します。

いつでもどこでもできるのが特徴

この学習方法は机に向かってやるようなものではありません。すき間時間にゲーム感覚でチャレンジするのがベストです。説明に1分間かかっても、イライラする人(相手)はいないので遠慮する必要はありません。

下校中に見た物(名詞)について歩きながら英語で描写してみるのもいい方法です。例えば、家の近所でcatを見かけたら、これを宇宙人に説明するシチュエーションを想像します。

It’s a small animal.
It is covered with fur.
It says meow.

帰宅したら、お母さんのスマートフォンでcatを調べます。ちなみにLongmanでの定義は以下のとおりです。

a small animal with four legs that people often keep as a pet

(お母さんは2文に分ける)
A cat is a small animal with four legs.
People often keep it as a pet.

このようなことを毎日少しずつ繰り返すだけで、表現力はぐんぐんと上達します。子どもの限られた語彙数でも、やりくりするのが上手になれば会話を乗り切れます。

日本語での説明力も身につく

すでにお気づきかもしれませんが、何かを説明したり描写したりするスキルは日本語力の向上にもつながります。「小学生は英語よりも日本語のほうが大切」と主張する人がいますが、英語を学びながらでも「国語力」を磨くことは可能です。

例えば、学校で工場見学に行ったときの様子を子どもにたずねたとします。「お菓子がね、びゅーっていっぱい出てきた」と子どもが説明したら、お母さんにはさっぱり伝わりません。

普段から英語で五感による説明やキーワードを意識した描写ができていれば、もっと的確に説明できるはずです。「焼きたてのいい匂いのクッキーがベルトコンベヤーにのって、機械から次々に出てきたよ」と説明されれば、お母さんも様子が手に取るようにわかります。

このようなトレーニングを積むと、普段の会話でも描写力を意識するようになります。他人にわかりやすく何かを伝えられる技術は一生の財産となります。

継続と反復が大切

英会話に限らず、何事も継続が大切です。毎日2つの言葉を説明するだけでとてもよいトレーニングになります。以前扱った単語と同じものに再挑戦しても全然かまいません。

その場合は記憶のどこかに辞書の定義が残っているはずなので、最初のときよりも洗練された表現ができるはずです。似たような種類の単語なら、前回使用した表現を再利用できます。

例えば、先ほどcatを扱いましたが、dogを説明するときにも使える共通表現があります。

A dog is an animal with four legs.
People often keep it as a pet.
It barks.

小学生でこれだけ説明できたら素晴らしいです。

言葉に詰まっても、乗り切れるようになる

英英辞典を活用した説明・描写トレーニングが最も役立つ場面は、会話中に言葉が出てこないときです。Aさんと将来「保育士さんになりたい」女の子(B)の会話をみてみます。

A: What do you want to be in the future?
B: I want to be….

nursery nurse(保育士)の単語を知らないと言葉に詰まってしまいます。この状況を打開するには、自分の言いたい何か(保育士)を相手に伝わるように説明するしかありません。

A: What do you want to be in the future?
B: I want to be….  How can I say?  Someone who looks after young children.
A: Nursery nurse?
B: Yes, that’s it!  I want to be a nursery nurse because I love young children.

このように単語を忘れてしまっても、説明力をつけると会話をスムーズに進められます。「すべての単語を覚えないと会話はできない」プレッシャーから解放されるので、リラックスして英会話に臨めます。

まとめ

英会話の中心は説明や描写です。これをきちんと英語でできるようになると、会話は盛り上がるようになります。そのときにお手本となるのは英英辞典です。

英英辞典を利用するときは、必ず学習者向けのものを使用するようにしましょう。小学生なら無料のオンライン版の英英辞典で充分です。

英語での説明力や描写力を磨くには、具体的には次のような順番で進めます。

1)身の回りにある物を英語で簡潔に説明してみる。
2)そのとき五感や使用方法に触れ、キーワードを盛り込む。
3)英英辞書で定義を読んで、利用できる表現を覚える。

このようにしてトレーニングを続けると、英語だけでなく日本語での説明力も向上します。英会話で単語を忘れてしまってもあわてずに対処できるようになります。

このトレーニングは基本的には子ども一人で大丈夫です。ただし、英英辞書の定義をわかりやすく伝えるには、一部お母さんのサポートが必要です。もしそれが難しければ、英語の先生の力を借りましょう。

説明力や描写力は、英語だけでなく日本語にも好影響を与えます。一生の財産となるスキルになるので、学習を習慣化しましょう。

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